元腹心の信用性に疑義=トランプ氏側が反対尋問―米 2024年05月15日 09時01分

14日、米ニューヨーク州地裁で記者団の取材に応じるトランプ前大統領(AFP時事)
14日、米ニューヨーク州地裁で記者団の取材に応じるトランプ前大統領(AFP時事)

 【ニューヨーク時事】トランプ前米大統領が不倫口止め料の記録を改ざんした罪に問われた事件の公判が14日、ニューヨーク州地裁で開かれ、同氏の元腹心で顧問弁護士だったマイケル・コーエン氏(57)への反対尋問が行われた。トランプ氏側弁護士は、コーエン氏が過去に別の事件で偽証したことなどを追及、証言の信用性に疑問を投げ掛けた。
 弁護側は、トランプ氏とロシアとの関係に関する捜査でコーエン氏がうそをついたと重ねて指摘。また、コーエン氏がトランプ氏に関する暴露本で利益を得たと言及、動機は金や復讐(ふくしゅう)にあると印象付けようとした。
 コーエン氏は検察側の最重要証人。トランプ氏の有罪を望むか問われ「もちろんだ」と答えた。 

海外経済ニュース