ガザ上空から支援物資投下へ=人道危機で大統領表明―米 2024年03月02日 06時48分

1日、ホワイトハウスで、イタリアのメローニ首相との会談に臨むバイデン米大統領(EPA時事)
1日、ホワイトハウスで、イタリアのメローニ首相との会談に臨むバイデン米大統領(EPA時事)

 【ワシントン時事】バイデン米大統領は1日、パレスチナ自治区ガザ上空から支援物資を投下すると表明した。ホワイトハウスで行われたイタリアのメローニ首相との会談に際し、記者団に語った。
 イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続き、戦闘休止を巡る交渉も難航する中、ガザでは支援物資の搬入が停滞し、飢餓をはじめとする人道危機への懸念が強まっている。ガザ北部では2月29日、支援物資を待っていた人々にイスラエル軍が発砲し、100人以上が死亡した。
 バイデン氏は「罪のない人々が戦争に巻き込まれ、家族を養うことができなくなった。われわれはより多くを行う必要がある」と指摘。「今後数日間で、ヨルダンや他の友好国と協力し、食料や物資を空輸する」と語ったほか、海路での物資搬入も目指すと強調した。パレスチナを「ウクライナ」と2度言い間違える一幕もあった。 

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