米議会指導部、24年度本予算案で原則合意=政府閉鎖回避へ前進 2024年02月29日 07時59分

ジョンソン米下院議長=14日、ワシントン(EPA時事)
ジョンソン米下院議長=14日、ワシントン(EPA時事)

 【ワシントン時事】ジョンソン米下院議長(野党共和党)ら同国議会指導部は28日、2024会計年度(23年10月〜24年9月)の本予算案で原則合意したと発表した。3月1日に一部が期限を迎えるつなぎ予算に関しても延長する方針を決めた。関連法案の議会通過を急ぎ、政府機関の閉鎖回避を目指す。
 24年度の予算審議は与野党の対立激化で難航。下院で過半数を握る共和党の保守強硬派が大幅な歳出削減を主張し、審議が暗礁に乗り上げる中、2度のつなぎ予算延長により政府閉鎖をぎりぎりで回避していた。
 与野党の議会指導者は声明で「議会は超党派で、政府への資金手当てに取り組まなければならないことで合意した」と強調した。 

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