共和上院トップが11月退任=「トランプ党化」加速へ―米 2024年02月29日 05時35分

28日、ワシントンで、退任の意向を表明した後、オフィスに戻る米共和党上院トップのマコネル院内総務(ロイター時事)
28日、ワシントンで、退任の意向を表明した後、オフィスに戻る米共和党上院トップのマコネル院内総務(ロイター時事)

 【ワシントン時事】米共和党上院トップのマコネル院内総務(82)は28日、議場の演説で「世代交代の時だ」と述べ、11月をもって指導部を退任すると表明した。最重鎮のマコネル氏はトランプ前大統領(77)と距離を置き、時に「ブレーキ役」にもなってきただけに、上院共和党でもトランプ氏の支配が進みそうだ。
 マコネル氏は伝統的保守の立場を代表し、外交面では世界における米国の指導力と軍事力強化を重視。ロシアの侵攻を受けるウクライナや台湾に対する米国の武器支援の強力な原動力となってきた。退任により、議会共和党が孤立主義的な傾向を強める可能性がある。 

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