出生率、過去最低0.72=止まらぬ少子化、都市部で顕著―韓国 2024年02月28日 12時31分

韓国・ソウルにある病院の乳児室(EPA時事)(資料)
韓国・ソウルにある病院の乳児室(EPA時事)(資料)

 【ソウル時事】韓国統計庁は28日、2023年の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子供の推定人数)が暫定値で過去最低の0.72になったと発表した。減少は8年連続。前年から0.06ポイント減で、少子化に歯止めがかかっていない。
 経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で、合計特殊出生率が1を下回るのは韓国だけ。日本は22年に1.26だった。
 出生数は前年比7.7%減の23万人で、統計を取り始めた1970年以降で最少。統計庁当局者は記者会見で、24年は「さらに減少する」との見通しを示した。同庁は昨年12月、24年の出生率は0.68に下がるとの予測を明らかにしている。 

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韓国の尹錫悦大統領=20日、ソウル(AFP時事)
韓国の尹錫悦大統領=20日、ソウル(AFP時事)

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