ナワリヌイ氏の弁護士、一時拘束＝死亡発表後、母に付き添い―ロシア 2024年02月28日 06時42分
複数のロシア独立系メディアによると、同国の反体制派指導者、故アレクセイ・ナワリヌイ氏の弁護士ワシリー・ドゥプコフ氏が２７日、モスクワで一時拘束された。ナワリヌイ氏の死亡発表後、収監されていた刑務所に近い極北サレハルドに母リュドミラさんが駆け付けた際、ドゥプコフ氏は付き添っていた。
釈放後に取材を受けたドゥプコフ氏は、拘束を「弁護士業務の妨害だ」と非難した。経緯は明かさなかったが、社会秩序を乱した疑いがかけられたとされる。
ドゥプコフ氏以外の弁護士らは昨年、ナワリヌイ氏と同様「過激主義」に加担したとして、拘束されたり国外脱出したりした。ナワリヌイ氏は獄中からＳＮＳでの発信を続け、弁護士らは刑務所で面会時に、外部との連絡を仲介したことが問題視されたという。