ウクライナ大統領がサウジ訪問=皇太子と和平案協議 2024年02月28日 05時12分

27日、リヤドで、ウクライナのゼレンスキー大統領(左)と言葉を交わすサウジアラビアのムハンマド皇太子(国営サウジ通信配信)(AFP時事)
27日、リヤドで、ウクライナのゼレンスキー大統領(左)と言葉を交わすサウジアラビアのムハンマド皇太子(国営サウジ通信配信)(AFP時事)

 【イスタンブール時事】ウクライナのゼレンスキー大統領は27日、サウジアラビアを訪れ、事実上の最高権力者ムハンマド皇太子と会談した。ゼレンスキー氏は会談後にSNSで、自ら提唱するロシアとの和平案や、近くスイスで開かれる見通しの「世界平和サミット」について協議したと説明。「意義深く率直な対話だった」と評価し、「サウジの指導力は公正な解決策を見つけるのに貢献できる。皇太子の助言と支持に感謝する」と強調した。
 サウジはロシアのウクライナ侵攻を巡って中立の立場を貫き、昨年8月には西部ジッダで国連や米国、新興・途上国の高官らを招いて侵攻終結への方策を話し合う会合を開催した。サウジ国営通信によると、皇太子は27日の会談で「危機の解決や和平の達成に向けた全ての国際的な努力への支持」を伝えた。 

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