ゼレンスキー氏、前線の兵士激励=戦況「極めて困難」―ウクライナ 2024年02月20日 19時24分

19日、ウクライナ北東部ハリコフ州クピャンスクの前線を訪れ、兵士(左)を激励するゼレンスキー大統領=大統領府提供(AFP時事)
19日、ウクライナ北東部ハリコフ州クピャンスクの前線を訪れ、兵士(左)を激励するゼレンスキー大統領=大統領府提供(AFP時事)

 【パリ時事】ウクライナのゼレンスキー大統領は19日、ロシアの侵攻を受ける北東部ハリコフ州クピャンスクを視察し、前線の兵士らを激励した。東部で激戦地が陥落するなど苦戦が続いており、24日で侵攻開始から2年となるのを前に、改めて士気を鼓舞した。
 ゼレンスキー氏は指揮官から戦況報告を受け、必要物資などを確認。兵士らに「国家や家族、独立、主権を守る重大な任務を遂行している諸君に対し、全国民を代表して感謝の意を表する」と述べたほか、医療施設で負傷兵を見舞った。
 視察を終え公式サイトに投稿した演説では「前線の複数の部分では、状況が極めて困難だ。(ロシア軍が)ウクライナに対する支援の遅れに乗じている」と指摘。ロシアの猛攻を食い止める上で、西側諸国の武器供与が不十分だと暗に批判した。 

海外経済ニュース