「第三極」わずか11日で分裂=総選挙前に合流解消―韓国 2024年02月20日 17時42分

20日、ソウルで記者会見する李洛淵氏(右)(EPA時事)
20日、ソウルで記者会見する李洛淵氏(右)(EPA時事)

 【ソウル時事】韓国の二大政党を離党した議員らが合流し結成した「改革新党」の共同代表、李洛淵氏は20日、記者会見し、合流を解消すると明らかにした。4月の総選挙を前に「第三極」として無党派層の取り込みにつながるか注目を集めたが、9日の合流発表からわずか11日で解消となった。
 合流解消の背景には、李洛淵氏と共に改革新党共同代表を務める李俊錫氏との主導権争いがあるとされる。同党は19日、総選挙の選挙運動や政策決定で李俊錫氏が主導権を持つと決め、これに反発が強まっていた。
 李洛淵氏は1月に革新系最大野党「共に民主党」を離党し、新党「新しい未来」を結成していた。20日の会見では「新しい未来」を再建し、「党を再整備して選挙体制を整える」と表明した。 

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