ナワリヌイ氏追悼、拘束400人超=「抗議」異例の広がり―ロシア 2024年02月18日 19時11分

18日、モスクワの政治犯追悼碑に献花するトレーシー駐ロシア米大使(在ロシア米大使館のX〈旧ツイッター〉より)
18日、モスクワの政治犯追悼碑に献花するトレーシー駐ロシア米大使(在ロシア米大使館のX〈旧ツイッター〉より)

 獄死したロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏を追悼する動きは18日も続き、人権団体OVDインフォによると、16日からの拘束者は36都市の計401人に上った。北西部サンクトペテルブルクでは、祈りをささげようとした正教会の神父が17日に拘束された。
 モスクワでは18日、トレーシー駐ロシア米大使が、連邦保安局(FSB)近くの政治犯の追悼碑に献花した。
 ウクライナ侵攻で言論統制など締め付けが強まる中、事実上の「抗議デモ」として異例の広がりを見せている。プーチン大統領は通算5選を目指す3月の大統領選に微妙な影響が及ぶことを警戒しているもよう。ナワリヌイ氏の死に公の場で言及していない。 

その他の写真

17日、モスクワの政治犯追悼碑近くで献花し、ロシアの反体制派指導者ナワリヌイ氏の死を悼む女性(EPA時事)
17日、モスクワの政治犯追悼碑近くで献花し、ロシアの反体制派指導者ナワリヌイ氏の死を悼む女性(EPA時事)

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