「プーチンに責任」と非難=対抗措置も、ナワリヌイ氏称賛―米大統領 2024年02月17日 05時02分

16日、ホワイトハウスで、ロシアの反体制派指導者ナワリヌイ氏の死亡について記者会見するバイデン米大統領(EPA時事)
16日、ホワイトハウスで、ロシアの反体制派指導者ナワリヌイ氏の死亡について記者会見するバイデン米大統領(EPA時事)

 【ワシントン時事】バイデン米大統領は16日、ホワイトハウスで記者会見を開き、ロシアの反体制派指導者ナワリヌイ氏の死亡について、「プーチン(ロシア大統領)に責任がある」と非難した。また、「多くの選択肢を検討している」と述べ、ロシアへの追加の経済制裁も念頭に対抗措置を講じる構えを示した。
 バイデン氏は会見で、プーチン政権の汚職や暴力に対し、ナワリヌイ氏が「勇敢に立ち向かった」と強調。毒殺未遂やでっち上げの罪による投獄にもかかわらず、「獄中でさえ、真実を力強く訴えていた」と述べ、ナワリヌイ氏の行動を称賛した。
 ただ、バイデン氏は「実際に何が起きたかは分からない」とも語り、死亡の経緯や詳細には触れなかった。それでも「ナワリヌイ氏の死はプーチンらの行いの結果であることに疑いはない」と指摘。「ロシアから現れる勇気はこれだけではないと確信している」と述べ、プーチン政権を批判する声は続くとの見方を示した。 

海外経済ニュース