各国首脳、ロシアの責任追及=反体制派ナワリヌイ氏の死亡で 2024年02月16日 23時02分

 ロシアの反体制指導者ナワリヌイ氏の突然の死亡を受け、各国の指導者らから16日、ロシア政府の責任を問う声が相次いだ。AFP通信などが伝えた。
 ロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は訪問先のドイツで、ナワリヌイ氏が「拷問された他の何千人と同様、ロシアのプーチン大統領によって殺害されたのは疑う余地がない」と主張。ウクライナのイェルマーク大統領府長官は通信アプリ「テレグラム」で「(ウクライナ侵攻で)交渉を求める者は、彼(プーチン氏)を信用できないと認識しなければならない。彼が理解できるのは力だけだ」と強調した。
 ドイツのショルツ首相は、プーチン政権を糾弾してきたナワリヌイ氏が「その勇気のために命を落とした」と指摘。フランスのセジュルネ外相はX(旧ツイッター)に、「彼の死はプーチン体制の現実を改めて示した」とつづった。バルト3国ラトビアのリンケービッチ大統領はXで、ナワリヌイ氏が「クレムリン(ロシア大統領府)によって無残にも殺された」と非難した。 

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