バイデン氏側に不利な虚偽証言=米検察、情報提供の男を起訴 2024年02月16日 11時46分

ハンター・バイデン氏(AFP時事)
ハンター・バイデン氏(AFP時事)

 【ワシントン時事】バイデン米大統領の次男ハンター氏の疑惑を巡る捜査に当たるワイス特別検察官は15日、連邦捜査局(FBI)に対してバイデン氏らに不利な内容の虚偽証言をしたとして、情報提供者の男を起訴した。米メディアが伝えた。
 男はアレクサンダー・スミルノフ被告(43)。ハンター氏が役員を務めたウクライナ企業「ブリスマ」の幹部が、「父親(バイデン氏)を通じてあらゆる問題から社を守るためハンター氏を雇った」と話していたなどとうその証言をしたとされる。
 下院共和党は、バイデン氏が政治的影響力を利用してハンター氏の海外企業との関係に不正に関与したと追及。大統領弾劾を目指している。同党はスミルノフ被告の証言を重要な証拠と主張してきたが、虚偽と認められれば目算が大きく狂うことになる。 

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