ガザ、即時停戦で一致=関係改善アピール―エジプト・トルコ首脳 2024年02月15日 06時29分

14日、カイロで握手するトルコのエルドアン大統領(左)とエジプトのシシ大統領=トルコ大統領府提供(AFP時事)
14日、カイロで握手するトルコのエルドアン大統領(左)とエジプトのシシ大統領=トルコ大統領府提供(AFP時事)

 【カイロ時事】トルコのエルドアン大統領は14日、エジプトの首都カイロでシシ大統領と会談し、イスラエルとイスラム組織ハマスとの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザの情勢について協議した。会談後の共同記者会見でシシ氏は、即時停戦の必要性について一致したと表明。エルドアン氏は「ガザの復興に向け、エジプトと協力する用意がある」と述べた。
 エルドアン氏は、ガザを攻撃するイスラエルに関し、「住民を(地区外へ)追放する試みは受け入れられない」と主張。ガザと境界を接し、住民の流入を拒否するエジプトの姿勢を支持した。一方、シシ氏は、ガザへの人道支援について「イスラエルの妨害で、搬入が遅すぎる」と非難した。
 両国関係は、2013年にクーデターを主導したシシ氏をエルドアン氏が非難して悪化した。しかし、12年以来となるエルドアン氏のエジプト訪問で、両首脳は「新たなページ」を迎えたと関係改善をアピール。シシ氏は4月にトルコを訪問すると明かした。 

海外経済ニュース