ウクライナ、クリミア沖で「ロ軍艦撃沈」=新総司令官が前線訪問 2024年02月14日 20時48分

ウクライナ東部を視察するウメロフ国防相(左)とシルスキー軍総司令官(中央)=撮影場所不明、ウクライナ軍が14日提供(AFP時事)
ウクライナ東部を視察するウメロフ国防相(左)とシルスキー軍総司令官(中央)=撮影場所不明、ウクライナ軍が14日提供(AFP時事)

 【キーウ時事】ロシアの侵攻を受けるウクライナ軍は14日、南部クリミア半島沖の黒海でロシア軍の大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」を撃沈したと発表した。軍艦から煙が立ち上り、水中に沈んでいく様子とされる動画も公表した。
 ウクライナ軍情報当局によると、特殊部隊「グループ13」が実行。ドローンで攻撃したとみられる。ロシア側は、黒海上空でウクライナのドローン6機を撃墜したとしているが、大型揚陸艦の撃沈については確認を避けている。
 一方、AFP通信によると、ウクライナ軍トップのシルスキー総司令官は14日、先週の就任以来初めて東部の前線を訪れ、現地情勢について「極めて困難な状況だ」と述べた。シルスキー氏は、激しい攻防が続く東部の要衝アウディイウカを視察。兵力で勝るロシア軍が攻勢を一段と強化しているとし、「作戦環境は複雑で緊張を要する」と苦戦を認めた。 

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