ED治療薬、認知症に効果か=発症率18%低下―英大学調査 2024年02月10日 19時01分

米製薬大手ファイザー製の男性機能不全(ED)治療薬バイアグラ=2003年5月5日、アメリカ・ニューヨーク(資料写真、AFP時事)
米製薬大手ファイザー製の男性機能不全(ED)治療薬バイアグラ=2003年5月5日、アメリカ・ニューヨーク(資料写真、AFP時事)

 【ロンドン時事】「バイアグラ」などの男性機能不全(ED)治療薬を服用する男性は、アルツハイマー病を発症するリスクが18%低いとする調査結果が、学術誌「ニューロロジー」に7日発表された。認知症研究慈善団体アルツハイマーズ・リサーチUKは「既に認可されている薬を利用できれば、認知症の原因となる疾患の予防や治療に新たな道を開くことができる」と指摘している。
 ユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(UCL)の研究者が、EDと診断された40歳以上の男性26万人超のうち、診断後にアルツハイマー病を発症した約1100人を調査。ED治療薬の服用者は非服用者より発症率が18%低いことが分かった。 

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