小澤征爾さん死去、海外メディアも速報=「クラシックで先導的役割」 2024年02月09日 23時06分

 海外メディアは9日、世界的指揮者の小澤征爾さんの死去を速報で報じた。AFP通信は「東洋と西洋の伝統を結び付け、クラシック音楽で先導的な役割を果たした」と称賛した。
 また、小澤さんが10代の頃にピアニストを志していたことを紹介。ピアノ教師の母親に禁じられたにもかかわらず、熱中していたラグビーの試合に出て指2本を骨折し、指揮者の道に転じたエピソードを伝えた。
 ロイター通信も「世代で最も著名な指揮者の一人」とたたえ、「マエストロ(巨匠)」よりもファーストネームで呼ばれることを好んだ飾らない人柄に言及。ファンだった米大リーグのレッドソックスのネクタイを着用してインタビューに応じたことや、記者会見で「天才とは正反対だ。いつも努力してきた」と発言したことに触れた。 

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