〔NY外為〕円、147円台後半(18日朝) 2025年08月18日 22時25分

 【ニューヨーク時事】週明け18日午前のニューヨーク外国為替市場では、新規の手掛かり材料待ちの中、海外市場の円売り・ドル買いの流れを引き継ぎ、円相場は1ドル=147円台後半に下落している。午前9時現在は147円70~80銭と、前週末午後5時(147円14~24銭)比56銭の円安・ドル高。
 ニューヨーク市場は、147円台半ばで取引を開始。トランプ米大統領は18日、ウクライナのゼレンスキー大統領や欧州首脳らとホワイトハウスで会談する。15日の米ロ首脳会談を受け、ロシア側がウクライナに要求しているとされる同国への「安全の保証」などについて議論する予定。会談の行方が注視される中、ドルが対ユーロで買われる流れが対円にも波及している。
 市場の関心は、今週21~23日に米ワイオミング州で開催される年次経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」に向いている。市場で利下げ期待が広がる中、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が22日の講演で、金融政策や経済状況の見通しに関する発言が注目されている。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1670~1680ドル(前週末午後5時は1.1699~1709ドル)、対円では同172円40~50銭(同172円19~29銭)と、21銭の円安・ユーロ高。

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