NY株反落、279ドル安=米の対カナダ関税嫌気 2025年07月12日 06時14分
【ニューヨーク時事】週末11日のニューヨーク株式相場は、トランプ米大統領がカナダに35%の関税を課すと発表したことを嫌気した売りに押され、3日ぶりに反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比279.13ドル安の4万4371.51ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は45.13ポイント安の2万0585.53で引けた。
トランプ氏は10日、カナダに8月1日から35%の関税を課すとの書簡をSNSで公表。市場では、米政権が次々と打ち出す高関税政策が世界経済に悪影響を及ぼすとの懸念が強まっており、カナダに対する関税方針が改めて投資家心理を冷やした。