鉄鋼関税上げ「非常に遺憾」=欧州委員、米通商代表と協議 2025年06月05日 06時52分
【ワシントン、ブリュッセル時事】欧州連合(EU)のシェフチョビッチ欧州委員(通商・経済安全保障担当)は4日、グリア米通商代表部(USTR)代表とパリで会談後に記者会見し、米政権が50%に引き上げた鉄鋼とアルミニウムの追加関税について「非常に遺憾だ」と懸念を表明した。
両者は経済協力開発機構(OECD)の閣僚理事会に合わせて協議。シェフチョビッチ氏は関税引き上げは貿易交渉のためにならないと指摘した。
米政権は4日、鉄鋼とアルミへの追加関税を25%から2倍となる50%に引き上げた。米国向けの輸出の障壁が高まり、他国からも反発の声が上がるのは必至だ。