〔米株式〕NYダウ反落、107ドル安=ナスダックも安い(27日午前) 2024年12月28日 00時14分

 【ニューヨーク時事】週末27日午前のニューヨーク株式相場は、前日までの5連騰を受けて利食い売りが先行し、反落している。午前10時現在は、優良株で構成するダウ工業株30種平均が前日終値比107.66ドル安の4万3218.14ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数が263.86ポイント安の1万9756.50。
 米利下げペースの鈍化観測などを背景に、ダウ平均は今月5~18日まで10営業日連続で下落。この反動で、前日にかけては5日続伸するなど極端な取引となった。この日は追随買いの材料に乏しく、相場の反発局面は一服。年末が近づき、積極的な商いを手控えるムードが広がる中、米長期金利の高止まりを眺めて売りが先行している。
 薄商いは年明け後も続く見込みで、取引が本格化するのは1月6日になるとみられている。その後は、10日に発表される12月の米雇用統計が直近の重要指標となる。
 個別銘柄を見ると、エヌビディア、アマゾン・ドット・コム、マイクロソフトなどハイテク大手が下げを主導。医療サービス会社アメディシスを33億ドルで買収する計画の期限延期で合意したユナイテッドヘルス・グループはほぼ横ばい。

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