〔NY外為〕円、154円台前半(26日朝) 2024年07月26日 22時14分

 【ニューヨーク時事】週末26日午前のニューヨーク外国為替市場の円相場は、朝方発表の米インフレ指標に注目が集まる中、1ドル=154円台前半で推移している。午前9時現在は154円10~20銭と、前日午後5時(153円90銭~154円00銭)比20銭の円安・ドル高。
 前日発表された2024年4~6月期の米GDP(国内総生産)速報値が2期ぶりの高い成長率を示したことや、米株式相場の反発を眺め、未明ごろから円売り・ドル買いが活発化。円は154円60銭台に弱含んでニューヨーク市場入りした。
 米商務省が朝方発表した6月の個人消費支出(PCE)物価指数は、前年同月比2.5%上昇。伸び率は前月(2.6%)から小幅に低下し、市場予想と一致した。一方、価格変動が激しいエネルギーと食品を除いたコア指数は横ばいの2.6%上昇となり、市場予想を0.1ポイント上回った。いずれも連邦準備制度理事会(FRB)が目標とする2%をなお上回っているものの、インフレは緩やかな鈍化基調にあり、年内複数回の利下げが行われるとの見方から、相場は円高・ドル安方向に振れている。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0860~0870ドル(前日午後5時は1.0840~0850ドル)、対円では同167円40~50銭(同166円80~90銭)と、60銭の円安・ユーロ高。

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