〔東京外為〕ドル、145円台前半=材料欠き、もみ合い(16日午後3時) 2025年05月16日 15時03分

 16日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、手掛かり材料を欠く中、1ドル=145円台前半を中心にもみ合いとなった。午後3時現在は、145円22~22銭と前日(午後5時、145円88~90銭)比66銭のドル安・円高。
 午前は、1~3月期GDPのマイナス転落などを嫌気した日経平均株価の下落や、時間外取引での米長期金利低下を受けて売りが先行し、144円90銭台と1週間ぶりの安値を付けた。
 午後は、日経平均の切り返しや米長期金利の下げ止まりで、145円10~40銭台へ買い戻された。
 ドル円は145円台前半で一進一退。週末の上、新規の材料が乏しいため、積極的な売買は見送られている。市場関係者は「145円を割ると米国のインフレを意識した買いが入る一方、トランプ関税による先行きの不確実性から上値も重い」(FX会社)と話す。 この後も、特段の材料は見当たらず、145円台前半を中心としたレンジ推移が予想される。
 ユーロは正午に比べ対円でもみ合い、対ドルは小幅高。午後3時現在は、1ユーロ=162円87~89銭(前日午後5時、163円35~37銭)、対ドルでは1.1214~1216ドル(同1.1197~1197ドル)。

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