〔東京株式〕戻り歩調=円高一服で買い戻し(16日後場中盤) 2025年05月16日 13時45分

 (13時40分)日経平均株価は後場に入って切り返す場面がみられるなど、戻り歩調となっている。市場関係者は「朝方進んでいた円高が一服したのを受けて投資家心理が改善し、買い戻しが入っている」(銀行系証券)と話す。米株先物が時間外取引で小幅に上昇していることも買いを誘い、プライム市場では半数以上の銘柄が値上がりしている。

 (後場寄り)後場の日経平均株価は前日比85円40銭安の3万7670円11銭で始まり、横ばい圏での推移となっている。前場に引き続き値がさ株の一角が売られている一方、内需株は買われ指数を下支えしている。

 (前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前日比96円12銭安の3万7659円39銭と軟調。米ハイテク株安と円高が重しとなり、値がさの半導体関連株を中心に幅広い銘柄が売られた。4月下旬から13日までの間に3000円超上昇したことによる過熱感も売りを誘った。東証株価指数(TOPIX)は、5.16ポイント安の2733.80。
 52%の銘柄が値下がりし、44%が値上がりした。出来高は9億2272万株、売買代金は2兆1451億円。
 業種別株価指数(33業種)は輸送用機器、電気機器、鉱業などが下落。上昇は海運業、医薬品、卸売業など。
 【スタンダード】スタンダードTOP20は強含み。出来高2億6672万株。
 【グロース】グロース250、グロースCoreは堅調。

 (10時20分)日経平均株価は朝方に比べて下げ幅を拡大している。市場関係者は「寄り付き後から進行している円高が株価の下押し材料になっている」(大手証券)と話す。輸出関連株の下げが目立っているほか、朝方に引き続き値がさの半導体株も軒並みマイナス圏で推移している。

 (寄り付き)日経平均株価は前日比6円93銭安の3万7748円58銭で始まり、小幅安でスタートした。前日の米国市場でハイテク株中心のナスダック総合指数が7営業日ぶりに反落した流れを引き継ぎ、売りが先行している。

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