〔NY外為〕円、147円台後半(25日朝) 2025年07月25日 22時08分

 【ニューヨーク時事】週末25日午前のニューヨーク外国為替市場では、米通商協議の進展期待を背景とした円売り・ドル買いが加速し、円相場は1ドル=147円台後半に下落している。午前9時現在は147円80~90銭と、前日午後5時(146円93銭~147円03銭)比87銭の円安・ドル高。
 今週は日米関税交渉の合意発表を受け、米国と欧州連合(EU)、中国との協議も近く妥結するとの期待が台頭。また、前日に連邦準備制度理事会(FRB)本部の改修工事現場を視察したトランプ大統領が、パウエル議長を解任する「必要はない」と明言したこともドル買いを支援し、円は海外市場を通じてジリ安となった。
 米商務省が朝方発表した6月の耐久財受注額は前月比9.3%減と、市場予想(10.8%減=ロイター通信調べ)に比べて若干強めの内容だったが、値動きは限定的。市場の関心は、FRBと日銀が来週開催する金融政策決定会合に移っているもようだ。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1720~1730ドル(前日午後5時は1.1743~1753ドル)、対円では同173円20~30銭(同172円64~74銭)と、56銭の円安・ユーロ高。

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