高浜1号機、60年運転を認可=国内最古、新制度で初―規制委 2025年03月27日 19時21分

関西電力高浜原発1号機(右)=福井県高浜町
関西電力高浜原発1号機(右)=福井県高浜町

 運転開始から50年を超え、国内の稼働原発で最も古い関西電力高浜原発1号機(福井県高浜町)について、原子力規制委員会は27日、「GX(グリーントランスフォーメーション)脱炭素電源法」に基づく新たな長期施設管理計画を認可した。新制度で原発の60年までの運転が認められたのは初めて。
 6月に本格施行されるGX電源法では、運転開始から30年を超える原発は、原子炉などの劣化状況に応じた管理方法を10年ごとに策定し、規制委の審査を受ける必要がある。こうした審査などによる停止期間を算入しないことで、「最長60年」だった高齢原発の「延命」を事実上可能とした。 

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