20250413 25年3月の米国消費者物価指数 2025年04月13日 20時07分
2025年 4月12日作成
2025年 3月の米国消費者物価指数
(概況)
・米国労働省から発表された25年3月の消費者物価指数(季節調整済)は、前月比は、▲0.1%の下落、前年同期比は2.4%の上昇でした。エネルギー商品が前月比▲2.4%の大幅低下、前年同月比▲3.3%の低下、先月と同様。エネルギー商品の下落が、エネルギーサービスの価格上昇をカバーして、エネルギー全体として物価指数の低下に寄与しています。
・食料品とエネルギーを除くコアCPIの前月比は、0.1%の上昇、前年同期比は2.8%の上昇、その中で、エネルギーサービスを除く「サービス価格」では、ウェイトの高い・持ち家帰属家賃が前月比0.2%、前年同月比は4.0%の上昇ですが、輸送(メンテ、修理・保険)の前年同期比は3.1%上昇も、前月比は▲1.4%の下落、ベクトルの低下が目立ちます。
・トレンドは全体に落ち着いた動きとみていますが、まだら模様。その中で、エネルギー、輸送サービスの軟調が目立つ展開となってきました。関税の政策、為替の動きがどのように物価に影響してくるか…、トレースが必要なところです。
(了)