米GDP、3.3%増=景気、強さ維持―10~12月期 2024年01月25日 22時36分

 【ワシントン時事】米商務省が25日発表した2023年10~12月期の実質GDP(国内総生産)速報値は、季節調整済み年率換算で前期比3.3%増と、前期(4.9%増)から鈍化した。ただ、旺盛な個人消費などに押し上げられ、高い伸びを維持。6四半期連続のプラス成長で、市場予想(2.0%増)も大きく上回った。
 23年通年のGDP伸び率は前年比2.5%と、22年の1.9%から加速。米連邦準備制度理事会(FRB)はインフレを抑制するため大幅な利上げを進めたが、景気は強さを保った。
 10~12月期のGDPでは、全体の約7割を占める個人消費が2.8%増(前期3.1%増)で引き続き堅調。住宅投資は1.1%増と、2期連続のプラスだった。輸出は6.3%増、設備投資も1.9%増だった。 

米国(最新10件)