求人1.28倍、4カ月ぶり低下=失業率は2.5%―11月 2023年12月26日

 厚生労働省が26日発表した11月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0.02ポイント低下の1.28倍だった。低下は4カ月ぶり。物価高騰を受け、収益が悪化した企業で求人を控える動きが広がり、求人倍率の低下につながった。
 総務省が同日発表した11月の労働力調査によると、完全失業率(同)は前月比横ばいの2.5%だった。完全失業者数は1.1%増の177万人で、総務省の担当者は「増加幅は小さく、ほぼ横ばいの推移だ」と指摘した。 

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