会場建設などに国費1647億円=インフラ整備8390億円―万博費用の「全体像」初公表・政府 2023年12月19日

 政府は19日、2025年大阪・関西万博の費用の全体像を公表した。会場建設費など万博に「直接資する」事業の国費負担は1647億円と算定。これとは別に、万博との関連性が高い、会場周辺のインフラ整備などの事業費を計8390億円と見積もった。万博の関連費用について政府が全体像を示したのは初めて。
 費用の執行状況を確認するため、有識者委員会を設置することも明らかにした。建設コンサルタントらで構成し、来年1月にも初会合を開く。
 万博に「直接資する」事業の内訳は、会場建設費783億円▽「日本館」整備費360億円▽途上国支援240億円▽警備費199億円▽機運醸成費38億円―の計1620億円。これに加えて、万博誘致で27億円を国が負担した。25年の開幕に向けて、機運醸成費は今後も増える見通しだ。 

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記者会見に臨む自見英子万博担当相=19日午前、東京・永田町
記者会見に臨む自見英子万博担当相=19日午前、東京・永田町

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