核査察制限、柔軟姿勢探る=IAEAとイランが協議 2021年11月23日

 【カイロ時事】国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は23日、イランの首都テヘランでエスラミ原子力庁長官らと会談した。イランは核施設に対するIAEAの査察を大幅に制限しており、今後の検証活動や協力の在り方などを協議。IAEAがイランからどこまで柔軟な姿勢を引き出せるかが焦点となる。
 グロッシ氏はエスラミ長官と会談後、記者会見で「集中的な議論を行った」と強調。「イランと共通点を見いだす交渉を続けている」と述べ、話し合いが難航している可能性を示唆した。 

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