22年大卒、求人1.50倍に低下=中小企業の抑制長引く―リクルート 2021年04月27日

 リクルートワークス研究所が27日発表した2022年3月卒業見込みの大学生・大学院生の求人倍率は1.50倍だった。新型コロナウイルス感染拡大後の前年6月調査に比べ0.03ポイント低下した。営業自粛を迫られた飲食業や宿泊業の中小企業で採用抑制が長引いており、落ち込んだ求人が回復する兆しは見えていない。
 大卒求人倍率は、民間企業への就職を希望する学生1人当たりの求人数を示す。調査時期は例年2月ごろだが、昨年は6月に追加調査を行った。
 民間企業の求人総数(推計)は、前年6月に比べ1.0%減の67万6400人。従業員300人以上1000人未満の中堅企業で6.0%減となり、採用絞り込みの動きが目立つ。 

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