菅首相、米ワシントンへ出発=同盟関係「さらに強固に」―日米首脳、17日会談 2021年04月15日

 菅義偉首相は15日、バイデン米大統領と対面による初の首脳会談を行うため、羽田発の政府専用機でワシントンに向け出発した。覇権主義を強める中国に日米が連携して対処し、民主主義や人権、法の支配を重視する「自由で開かれたインド太平洋」構想の推進を確認する。
 出発に先立ち、首相は首相官邸で記者団に「バイデン大統領との信頼関係を構築し、自由、民主主義、人権、法の支配の普遍的価値で結ばれた日米同盟をさらに強固なものにしたい」と強調。「『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向けて日米のリーダーシップを世界に示したい」とも語った。
 首相はバイデン氏が迎える初の外国首脳となる。首脳会談は16日午後(日本時間17日未明)にホワイトハウスで行われ、全体会合と通訳のみが同席する1対1の会談を調整。両首脳はこの後、共同記者会見に臨む。首相はワシントン近郊のアーリントン国立墓地で献花するほか、米政府要人との面会も予定する。帰国は18日。 

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日米首脳会談のため、米国へ出発する菅義偉首相(右から2人目)=15日夜、羽田空港
日米首脳会談のため、米国へ出発する菅義偉首相(右から2人目)=15日夜、羽田空港

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