資産運用・関連用語解説

　市場間の価格差や金利差を利用し、割高な方を売って、割安な方を買うポジションを取り、両者の乖離が修正された時点で反対売買をすることにより収益を確定する取引。実際には現物証券と先物などの派生証券との間、同一先物の異なる限月の間、大阪取引所とシンガポール取引所（ＳＧＸ）など異なる取引所の間で行われることが多い。同一の性格を持つ２つの金融商品の価格変動において、いずれ理論価格に近づくことで乖離がなくなるとう前提に基づいた取引手法です。「アービトラージ」、「サヤ取り」、「スプレッド取引」ともいいます。