資産運用・関連用語解説

　信用取引は投資家が現金や株式を「委託保証金」として証券会社に差し入れ、資金や株式を借りて、手持ちの資産以上の株式売買をする取引制度のことです。信用取引の「売り」は、借りた株式をその時点の株価で売り、一定の期間内に再び買い戻して株式を返済します。現物取引と異なり、株価の下降局面でも利益を出す機会が得られることが特徴です。「買い」の場合、証券会社に委託保証金を差し入れ、最大その約3倍の額の資金を借り入れて株式を購入できます。その後、購入した株式を一定期間内に売却し、借り入れた資金に金利を上乗せして返済します。信用取引には２つの種類があり、取引所がルールを定めている制度信用取引と証券会社がルールを定めている一般信用取引があります。