パラボリック

 計算式は、翌日のSAR=当日のSAR+AF×(EP-当日のSAR)
 EP:買い持ちしている期間の最高値、または売り持ちしている間の最安値。
 AR:加速度因数。一般に、初期値は0.02で0.02ずつ増加させ最大値は0.2。
 株価変動の特性をうまく捉える指標とみられ、通常、株価は底値を付けた後、当初はジリジリ値を上げ、加速度をつけて上昇する場面があり、高値圏で揉み合います。SARもこの株価の動きと同様に、当初はゆっくり、次第に上昇(追いかける)ピッチを高め、AFRが上限に達すると、一定の増分値で株価を追いかけます。株価は追いかけてくるSARと揉み合い、やがて下落局面に入ります。つまりどこかで交差(転換)するはずです。
 一度トレンドを持つと、結構長く続く動きに適しているといえます。

ゴールデン・チャート社提供