融資枠5900億円確保=開発資金を拡充―米オープンAI 2024年10月04日 05時29分
【シリコンバレー時事】生成AI(人工知能)「チャットGPT」を開発した米オープンAIは3日、米JPモルガン・チェースなどの金融機関から計40億ドル(約5900億円)の融資枠を確保したと発表した。前日にはソフトバンクグループ(SBG)などから計66億ドルを調達。AI開発向けに2日間で計100億ドルを超える巨額資金を確保したことになる。
生成AIを巡っては、文章だけでなく、音声、画像も作成できる「マルチモーダル」モデルの開発が加速。回答精度の向上も競争が激しくなっている。オープンAIは、コンピューターの計算能力とデータの学習量を増やしており、開発費が膨らんでいる。
オープンAIのフライア最高財務責任者(CFO)は声明で、「(確保した)融資枠は財務を強化し、将来の成長機会を捉える柔軟性を与える」と説明した。