米ネトフリ、視聴データ公開=半年ごと、透明性を向上 2023年12月13日 14時13分

米ネットフリックスのサランドス共同最高経営責任者(AFP時事)
米ネットフリックスのサランドス共同最高経営責任者(AFP時事)

 【シリコンバレー時事】米ネットフリックスは12日、インターネット動画配信の視聴データを公開した。対象期間は今年1~6月で、全視聴の99%に当たる1万8000作品以上をカバー。透明性向上の一環で、半年ごとに公表する。視聴データの共有は、米国の俳優や脚本家らが今年決行したストライキでも争点となっていた。
 サランドス共同最高経営責任者(CEO)は、「より透明性の高いデータを欠いたことで、クリエーターらの間に不信感が醸成されてしまった」と語った。データ開示で「より良い(製作)環境」を構築できると強調した。
 開示対象は、5万時間以上視聴された独自作品およびライセンス作品の視聴時間、公開日、世界での配信の有無。1~6月で最も視聴されたのは、連続ドラマ「ナイト・エージェント」で8億1210万時間だった。 

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