アルトマン氏復帰、再協議か=従業員ら取締役会を糾弾―米報道 2023年11月22日 07時35分

「チャットGPT」を開発した米オープンAI共同創業者のサム・アルトマン氏=4月10日、東京都千代田区
「チャットGPT」を開発した米オープンAI共同創業者のサム・アルトマン氏=4月10日、東京都千代田区

 【シリコンバレー時事】対話型AI(人工知能)「チャットGPT」の開発元、米オープンAIが、共同創業者サム・アルトマン氏の最高経営責任者(CEO)復帰に向けて再度協議を始めたことが21日、明らかになった。米ブルームバーグ通信が報じた。9割超の従業員が17日のアルトマン氏「解任」に反発し、退社も辞さない構えの中、取締役会が再考を迫られた格好だ。
 アルトマン氏と取締役の1人が話し合いを進めている。アルトマン氏を暫定的な取締役として戻す案や、米顧客管理ソフトウエア大手セールスフォースの元共同CEOのブレット・テイラー氏を取締役に迎える案が検討されている。実現するかは不透明という。
 解任の経緯を巡り、従業員ら約770人のうち710人超が、取締役の総退陣とアルトマン氏の復帰を求める書簡に署名した。実現しなければ、資本業務提携先のマイクロソフト(MS)に移ると糾弾している。 

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