米ブラウン大、トランプ政権と合意=ハーバード大も和解検討か 2025年07月31日 10時02分

【ニューヨーク時事】米名門ブラウン大(ロードアイランド州)は30日、補助金凍結を巡りトランプ政権と合意したと発表した。政権側が同大の親パレスチナデモや「多様性・公平性・包括性(DEI)」の重視を問題視し、5億1000万ドル(約760億円)の補助金を凍結する方針だと4月に報じられていた。
声明によると、実際に4月から補助金が凍結されていたが、解除される。合意の一環として、同大はロードアイランド州の職業能力開発機関に、今後10年で5000万ドル(約75億円)を融資する。政権への罰金などの支払いは合意に含まれないという。
また、同様に補助金が取り消され、政権を提訴しているハーバード大について、トランプ大統領は30日、「彼らは和解したがっている」と、早期解決を示唆した。米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は28日、同大が和解のために最大5億ドル(約750億円)の支払いを検討していると報じていた。