ブラジルに関税50%=ボルソナロ氏を「迫害」―トランプ米大統領 2025年07月31日 07時51分

ブラジルのボルソナロ前大統領=2020年10月、ブラジリア(AFP時事)
ブラジルのボルソナロ前大統領=2020年10月、ブラジリア(AFP時事)

 【ワシントン時事】トランプ米大統領は30日、ブラジルからの輸入品に40%の追加関税を課す大統領令に署名した。相互関税の税率は、既存の一律分と合わせると計50%となる。大統領令では、トランプ氏の盟友であるブラジルのボルソナロ前大統領が同国で裁判にかけられていることを「政治的な迫害」「人権侵害」などと非難し、関税上乗せの理由に挙げた。
 トランプ氏は今月、ブラジルに50%の相互関税を8月1日から課すと書簡で通告していた。今回は、大統領令の発出から追加関税の発動まで1週間の猶予を設けたほか、オレンジジュースや航空機部品などは関税適用外とした。 

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