李大統領、調査団設置を指示=159人死亡雑踏事故で謝罪―韓国 2025年07月17日 15時58分

159人が死亡した梨泰院の雑踏事故現場=2023年10月、ソウル(AFP時事)
159人が死亡した梨泰院の雑踏事故現場=2023年10月、ソウル(AFP時事)

 【ソウル時事】韓国ソウルの繁華街、梨泰院で日本人2人を含む159人が死亡した2022年の雑踏事故を巡り、韓国大統領府は17日、李在明大統領が警察や検察による真相究明の調査団の設置を指示したと発表した。李氏は16日、遺族を集めた懇談会をソウルで開き、事故を防止できなかったことについて大統領として初めて直接謝罪した。尹錫悦前大統領は在任中、遺族との面会を避けていた。
 李氏は「国政の最高責任者として国民の命と安全を守る政府の責任を全うできなかった点について、公式に政府を代表して謝罪の言葉を申し上げる」と表明し、頭を下げた。その上で、事故の真相を究明し、再発を防止すると約束した。新設する調査団は24年に国会が主導して設置した特別調査委員会と連携して活動するという。 

海外経済ニュース