モスクワ攻撃可否を質問か=ウクライナ大統領にトランプ氏―報道 2025年07月15日 23時45分

ウクライナのゼレンスキー大統領(左)とトランプ米大統領(AFP時事)
ウクライナのゼレンスキー大統領(左)とトランプ米大統領(AFP時事)

 米紙ワシントン・ポスト(電子版)は15日までに、トランプ米大統領がウクライナのゼレンスキー大統領と今月電話会談した際、米国が長距離兵器を供与すれば「(ロシアの首都)モスクワや(同国第2の都市)サンクトペテルブルクを攻撃できるか」と質問したと伝えた。英紙フィナンシャル・タイムズも同様の内容を報じた。
 ゼレンスキー氏は「もちろん攻撃できる」と回答した。ポスト紙によると、トランプ氏は巡航ミサイル「トマホーク」の供与を視野に入れている。ロシアのプーチン政権に直接の「痛み」を感じさせ、和平に応じるよう促すことを狙っているとみられる。
 トマホークは6月の米国によるイラン核施設攻撃に使われた。トランプ氏がウクライナに追加供与すると発表した兵器に含まれていないが、対ロ圧力を強めるため、今後引き渡しが検討される可能性があるという。 

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