ホテル未予約で強制送還=米当局、ドイツ人観光客に―報道 2025年04月22日 06時25分

【ワシントン時事】米紙USAトゥデー(電子版)などは21日、米国境警備当局がハワイの空港で、ホテルを予約していなかったドイツ人観光客2人の身柄を拘束し、強制送還したと報じた。2人は電子渡航認証システム(ESTA)で米渡航を認められていたが、入国を拒否された。
報道によると、2人はドイツ国籍の19歳と18歳の女性で、約5週間のハワイ旅行を計画していた。3月にホノルルの国際空港での入国審査で、ホテルを予約していなかったことが理由で拘束され、その後強制送還が決まった。
2人は東京に送られ、カタールを経由してドイツに帰国した。うち1人は独紙に「米国で起こっていることを少しは知っていたが、ドイツ人にも起こるとは思わなかった」と語った。