フランシスコ・ローマ教皇語録 2025年04月21日 19時28分

 「貧者のための、貧しい教会をどんなに望んでいることか」(2013年3月、記者会見)
 「無制限な自由主義は強い者をさらに強く、弱い者をさらに弱くし、排除された者はさらに排除される」(同年10月、イタリア紙のインタビュー)
 「教皇がスーパーマンやスターのように描かれるのは気持ちいいものではない。教皇は皆と同じように笑い、泣き、眠り、友人がいる。普通の人間だ」(14年3月、イタリア紙のインタビュー)
 「聖職者が子どもたちを(性的に)虐待するのはひどい。例えるなら、悪魔のミサだ」(同年5月、記者会見)
 「環境危機と生物多様性の大規模破壊によって、人類の存在そのものが脅かされる可能性がある」(15年9月、国連演説)
 「親愛なる移民・難民の皆さん、あなた方は一人ひとりが物語と文化を持ち、貴重な価値を有している」(16年1月、バチカンで)
 「架け橋ではなく、壁を築くことだけを考える者はキリスト教徒ではない」(同年2月、メキシコ訪問後の機中でトランプ米大統領候補に対する発言)
 「核兵器や大量破壊兵器の保有は、安全、平和、安定への願いに対する答えではない」(19年11月、訪日時の長崎市での演説)
 「恐ろしい新型の戦争兵器を製造しながら、どうして平和について語れるだろうか」(同、広島市での演説)
 「家庭や学校、地域社会は支え合い、助け合う場なのに、利益と効率を追求する過度な競争によって、ますますむしばまれている」(同、東京ドームでのミサ)
 「日本は国民が一つになり、堪え忍び、粘り強く回復できることを示した」(同、東日本大震災の被災者らとの面会での演説)
 「敵対行為や過激主義、暴力は宗教心から生まれない。それらは宗教への裏切りだ」(21年3月、イラクでの演説)
 「ウクライナで血と涙の川が流れている。これは単なる軍事作戦ではない。死と破壊、不幸の種をまく戦争だ」(22年3月、バチカンで)
 「問題を解決するため(人工中絶によって)人命を奪うのは正しいことだろうか」(同年7月、ロイター通信のインタビュー)
 「中立的な革新はない。技術には目的がある。人工知能(AI)がより良いあすを築く道具となるには、倫理的なインスピレーションが必要だ」(24年6月、イタリアでのG7サミット)
 「極度の貧困や危険、搾取、迫害から逃れてきた人々を(国外)追放すれば、尊厳を傷つけ、弱く無防備な状態に追い込む」(25年2月、トランプ氏の移民送還に関する指摘)(パリ時事)。 

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