米関税「ややショック」＝貿易多角化で日欧連携訴え―オランダ首相 2025年04月21日 18時57分
来日中のスホーフ・オランダ首相は２１日、トランプ米政権が発動した相互関税について「ややショックだった」と率直に認めるとともに、貿易分野で日本と欧州連合（ＥＵ）の連携強化を訴えた。東京都港区の慶応大で講演した。
スホーフ氏は、関税を巡る対米協議に関し「互いに怒鳴り合うのではなく、われわれは交渉を求めている」として、話し合いで事態打開を目指す姿勢を強調。「米国とオランダの間には強固な関係があり、今後も続くだろう」とも述べ、対米関係全体が揺らぐわけではないとの見方を示した。
一方、ＥＵが米市場に依存していることに触れ、貿易の多角化を進める重要性に言及。「日本とＥＵは、より緊密に連携する必要がある」と語った。