「原発導入は悪手」=豪元首相、自党公約を批判 2025年04月21日 18時53分

オーストラリアのターンブル元首相=2018年8月撮影(AFP時事)
オーストラリアのターンブル元首相=2018年8月撮影(AFP時事)

 【シドニー時事】オーストラリアの野党・保守連合のターンブル元首相は21日、公共放送ABCの番組で、同連合が総選挙(5月3日投票)で掲げる原発導入の公約について「悪手だ。経済的な裏付けがなく、まっとうな政策ではない」と批判した。身内からの反旗は同連合の今後の運動に影響を与えそうだ。
 全国紙オーストラリアンが同日公表した最新の二大勢力支持率で、同連合は48%と、52%の与党・労働党にリードを許している。ターンブル氏は、原発公約が支持伸び悩みの要因の一つだと指摘した上で、「われわれの未来は太陽光や風力といった再生可能エネルギーだ」と主張した。 

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