ウクライナ和平「枠組み提示」=米欧が会合、ロ外相に伝達 2025年04月18日 05時36分

【パリ、ワシントン時事】ルビオ米国務長官は17日、ロシアのラブロフ外相と電話会談し、ウクライナ戦争に関わる全ての当事者に対し、「恒久かつ永続的な和平の枠組み」を提示したことを伝えた。米国務省が発表した。
ルビオ氏は電話会談に先立ち、フランスのマクロン大統領らとパリで会合を開き、ウクライナでの和平実現に向けた枠組みを提示。会合には、ウクライナのイェルマーク大統領府長官、シビハ外相、ラミー英外相、ドイツのプレトナー首相補佐官が出席した。
ルビオ氏は詳細には触れていないものの、枠組みが「好意的」に受け止められたと指摘。各国が合意に向けて取り組めば「和平は可能だ」と強調した。マクロン氏も「停戦と包括的で永続的な和平の実現に向けて前向きで建設的な協議を行った」と表明した。
マクロン氏は会合前後にウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談し、協議内容を共有。来週にはロンドンで会合を開き、停戦に向けた議論を続ける方針だ。