ネタニヤフ氏がガザ北部視察=停戦合意拒否なら「攻撃激化」―イスラエル 2025年04月16日 08時51分

【カイロ時事】イスラエルのネタニヤフ首相は15日、パレスチナ自治区ガザ北部に展開する軍部隊を視察し、「イスラム組織ハマスは一層大きな打撃を受けている」と語り、軍事的圧力を通じて人質解放とハマス壊滅の実現を目指す考えを改めて表明した。同行したカッツ国防相は、イスラエルが新たに提案した停戦案をハマスが拒否すれば、「攻撃を激化させる」と警告した。
これに先立ちイスラエルは、仲介国エジプトを通じてハマスの武装解除を含めた停戦案を提示した。AFP通信は15日、ハマスが2日以内に回答するとの見通しを伝えた。ただ、ハマスが求めていた戦闘終結とイスラエルのガザ撤退に関する保証は停戦案に含まれていないとされる。