「米工作員」3人を手配=冬季アジア大会にサイバー攻撃と主張―中国ハルビン 2025年04月15日 15時36分

冬季アジア大会開会式に出席した中国の習近平国家主席を映すモニター=2月7日、同国ハルビン
冬季アジア大会開会式に出席した中国の習近平国家主席を映すモニター=2月7日、同国ハルビン

 【北京時事】中国黒竜江省ハルビン市の公安当局は15日、同市で2月に開催された冬季アジア大会のシステムなどにサイバー攻撃を仕掛けたとして、「米国の工作員」とする3人を指名手配した。いずれも米国家安全保障局(NSA)の所属とされる。
 国営新華社通信によると、3人は大会のシステムや省のインフラ施設に攻撃を仕掛け、混乱を図った。米マイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」に「バックドア(裏口)」と呼ばれる安全上の弱点があらかじめ仕込まれており、それを起動させるなどしたという。カリフォルニア大とバージニア工科大も攻撃に関与したとしている。
 3人は中国の通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)などもたびたび攻撃していたといい、当局は懸賞金を出して情報提供を呼び掛けている。 

海外経済ニュース