「米工作員」3人を手配=冬季アジア大会にサイバー攻撃と主張―中国ハルビン 2025年04月15日 15時36分

【北京時事】中国黒竜江省ハルビン市の公安当局は15日、同市で2月に開催された冬季アジア大会のシステムなどにサイバー攻撃を仕掛けたとして、「米国の工作員」とする3人を指名手配した。いずれも米国家安全保障局(NSA)の所属とされる。
国営新華社通信によると、3人は大会のシステムや省のインフラ施設に攻撃を仕掛け、混乱を図った。米マイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」に「バックドア(裏口)」と呼ばれる安全上の弱点があらかじめ仕込まれており、それを起動させるなどしたという。カリフォルニア大とバージニア工科大も攻撃に関与したとしている。
3人は中国の通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)などもたびたび攻撃していたといい、当局は懸賞金を出して情報提供を呼び掛けている。